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2009年10月

2009年10月18日 (日)

秋まで楽しめる熱帯の蔓植物③

このシリーズを始めたのは5月の終わりだったのですね
いろんなことがありすぎて書きかけのままもう秋の花もピークを過ぎました。
良い写真が用意できなくて残念ですがUPしておきます。

ヤマホロシ
Solanum seaforthianum
ナス科ソケイ属

名前に似合わず優しい花が初夏から秋遅くまで咲きます。
紫から白に変わる下の種類がポピュラーですが真っ白な花が咲く種類もあります。

紫系は和風な感じですが白は華やかで洋庭にも良く合います。白花をローズアーチに絡めているお宅を見たことがありますがとても印象的でした。
我が家にも白がありますがまだ小さくて花は少なめです。

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比較的日陰でも咲きますが日当りは花数に影響するようです

とても丈夫で山を滅ぼすということからこういう名前がついたそうですが、私はこの丈夫な植物を枯らしたことがあります。根っこが意外と浅くて他の植物の植え替えで掘ってしまったことから枯れてしまいました。
簡単に挿し木できるので、もし植え替えをするなら挿し木をしたほうが良いかもしれません。苗木のうちはあまり花を咲かさないほうが良いみたいです。

地植えすると困る旺盛なので春先には強剪定します。
冬は寒さに弱く葉を落とします。

 

 

トケイソウ Passifloria caerulea 
トケイソウ科トケイソウ属  英名:Passion flower

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こちらも冬には弱いですが夏の間に旺盛に伸びて枝先に次々花をつけます。
我が家のはご近所の方に挿し木していただいたので種類はわかりません。

前年の枝に花が付くらしいのであまり切りすぎると花がつかないらしいのですがよく伸びるしハダニが付きやすいのでこちらも冬場はかなり強剪定しています。

パンドレア・キャリスマ Pandorea jasminoides
ノウゼンカズラ科パンドレア属

この花は以前ご照会したノウゼンカズラの仲間ですがノウゼンカズラより成育が遅く冬でもほとんど落葉せず病気も虫害も全く見ない非常に丈夫な植物です。

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最初にパンドレアを見たのは塀沿いにびっしり花を咲かせているお宅でした。
その後斑入りのこの品種を見つけて植えたのですが、我が家では中々大きくならず花も咲かず5年位はリストラ候補に出たり入ったりでした。

日当りの悪いせいかと思っていましたがある程度の大きさになるまでは生育が遅いのだそうです。二年前パーゴラの下に移植してからはとても生育が早くなりました。今年はグングン旺盛に伸びて結構花も咲いてくれました。
それでもいつか見たビッシリという咲き方には程遠い感じです。
今回調べてみるとこの斑入りの品種は花が少なめなのだそうです。


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でも私はこの植物の良さは寧ろ照りのいい美しい葉にあるような気がします。
長年おつきあいしてみて蔓植物の中では別格の価値があると感じています。

誘引が楽 剪定も頻繁にしなくて良い(蔓植物の最も手のかかる部分です。)
消毒不要 花期が長く花柄摘みも不要

しかも水遣りもよほどでない限り不要

という究極のローメンテナンスに加えて常緑の美しい葉はアレンジメントにも使えます。

夏多くの葉が日照りや虫でちりちりになっても涼しい顔です。
そして時々にっこり笑うように花を見せてくれる

花は終わるとパラソルのようにヒラヒラ舞い降りてノウゼンカズラの花のように枝先に残ったりしません。

地味だけど健気で慎ましく躾のいいお嬢さんという感じです。
性格が良いので手入れのし難いパーゴラや屋上緑化にはおススメです。

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2009年10月15日 (木)

秋風

生涯に かかる秋風 いく度ぞ

これが父の辞世の句となりました。

若い頃、大病で療養生活を余儀なくされて俳句を始めた父は
最期まで四季の移ろいや心の機微を俳句に詠み、
心の琴線に触れた一瞬を私達家族に見せてくれました。

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病弱にもかかわらず会社を起こして大家族を養い、
障害者支援やボランティアの俳句教室まで人のお世話も良くしたし
何よりも若年性アルツハイマーだった母と両親…
周りの心配をよそに一時的には三人も介護をしたりして結構頑張った人生でした。
今考えると父の困難を支え続けたのは俳句への情熱だったように思います。

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でも仕事より趣味を頑張っていたように見えたせいか
残念ながら子供たちは誰一人俳句に興味を示しませんでした。
そして父の葬儀をすることになって初めてその深さを知ることになりました。

リタイアしてから長かったのでひっそりと家族葬で見送るつもりでしたが
新聞の社会面に載ったことから一転 俳句葬みたいな感じになりました。
知らない方が何人も父を送る俳句を詠んで下さいました。

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父の遺した 句集が二冊
持ってはいても、じっくり読んだことのなかった私
悲しみが癒えたらもう一度手にとってみたいと思います。

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